移植医療部 部長 | |||
氏名 | 上野 豪久 | ||
特任准教授/院内移植コーディネーター | |||
担当 | 肝移植(小児)・小腸移植 | ||
URL https://researchmap.jp/ueno-pedsurg |
小児の肝移植、成人と小児の小腸移植を担当しております。小児の肝移植は胆道閉鎖症、肝芽腫、先天性代謝疾患、劇症肝炎などの小児期の疾患を治療するために行っており、今までに100例以上の小児の脳死、生体肝移植を実施してきました。当院では、小児外科がレシピエントの手術を担当しており、移植医療部を中心として消化器外科、小児科、消化器内科、集中治療部、麻酔科、放射線科等の連携をとおしてチーム医療をおこなっています。
大阪大学は全国で12施設ある脳死小腸移植での一つです。短腸症候群や腸管運動障害などで静脈栄養を必要が必要にもかかわらず、合併症などで静脈栄養ができなくなりつつ場合は小腸移植を行って静脈栄養から離れることができます。小腸移植はまだまだ一般的な移植とはいいがたいですが、治療技術の向上に取り組むのみならず小腸移植を一般的な医療とするために全国的な努力も行っております。小児期の疾患が原因になっている小児肝移植、小腸移植に対しては、移植治療を独立したものではなく、疾患にお困りの方への治療の一環として手術のみならず術後も含めて継続的にサポートを行っています。