移植医療部スタッフ紹介

  移植医療部 顧問
氏名 伊藤 壽記
  統合医療学寄附講座 教授
担当

膵臓・膵腎同時・膵島移植

URL
http://www.dma.jim.osaka-u.ac.jp/kg-portal/aspI/RX0011D.asp?UNO=11074&page=
 本邦では2013年12月末までに、膵臓移植は脳死下で179例、生体で27例、そして心停止下で2例と、合計208例実施されています。認定施設(現、17施設)でもある阪大病院は、その内、脳死下で34例と生体で1例、計35例と全国で最も症例数の多い施設です。また、膵臓移植の登録をして待機中の方は全国で188名おられますが、その中で待機期間が3年を超えている方は全体の44.7%もおられ、待機中に亡くなられたり、合併症が重篤化して登録を抹消せざるを得ない方も少なからずおられます。2010年の臓器移植法の改正後、ドナーの数は約7倍と増加しましたが、まだまだ少ないのが現状です。
 一方、膵島移植(心停止下)は本邦でも2004年から始まりましたが、2007年4月膵島分離に必要なコラゲナーゼの製造工程での問題があり、一時中断となりましたが、そして新しいコラゲナーゼの出現とともに、2012年6月から再開となり、さらに、 2013年4月からは脳死下でも臓器として使用できない場合、膵島移植への転用が可能となりました。また、慢性膵炎に対する膵全摘後自家膵島移植も行われており、当院でも2013年遺伝性膵炎による慢性膵炎症例に対して自家膵島移植を実施し良好な経過をたどっています。  
 また、2014年4月から日本膵・膵島移植研究会の事務局を担当しております。